ダシオの館

宇和島城


【訪問日】 2016/4/1

 2泊3日愛媛県城めぐり一人旅にて、2日目の午後に登城。

午前中、大洲城を見た後、宇和島バス(高速バス)大洲本町で乗車し、宇和島バスセンターで下車。
桑折長屋門の登城口がすぐなので便利でした。

長屋門前にある「一心」で鯛カツカレーの昼食を取ってから登城。

ただ、天気が悪く、時折強めに降る小雨の中、傘をさしてカメラ片手の登城となり、かなりの山道・石段だったので
バテバテになってしまいました。

苦労してたどりついた天守は桜と相まって素晴らしかったです!

そして城山郷土館のおじさんに色々教えてもらいました!
まず宇和島・伊達家と加賀・前田家は、同じ香木を分け合った仲でつながりがあるとのこと。初めて聞いた。

そして郷土料理の鯛めしについても興味深い情報を得ました。
宇和島風鯛めしはご飯の上に鯛の刺身をおいて、卵を溶いたダシをぶっかける「高級版玉子かけご飯」という感じで、宇和島や松山市内の食事処で食べると1700円くらいする高級品なのですが、(実際、前日の夕食に松山市内で鯛めし膳を食べて2300円でした。)実は家庭でも簡単に再現できるそうです。

刺身は鯛じゃなくても何でもOK!(イカ刺しでもいいらしい) ダシは市販のだし汁(濃いめ大さじ1杯)でいいそうです。
なので、この辺りで郷土料理を食べるなら「さつま汁」を食べなさい!と教えてもらいました。
(さっそくその日の夕食は道後温泉でさつま汁を食べました!)

また、おじさんから手作りの折り紙で折った御輿をもらいました。ありがとうございます!

本当は伊達博物館や天赦園も行きたかったですが、雨と疲労の為、断念。
居心地の良い郷土館でのんびりさせてもらってから、ゆっくり上り立ち門の方へ下山し、宇和島バスセンターから特急バスで松山のホテルに戻りました。

小さな天守ですが、とても趣きがあり、いいお城でした。

関連日記はこちら(2016年4月)
【データ】
別名:鶴島城、板島城、丸串城

城郭構造:梯郭式平山城

天守構造:複合式望楼型3重3階(慶長7年(1602年)築 非現存)
      独立式層塔型 3重3階(寛文6年(1666年)再 現存)

築城主:橘遠保

築城年:天慶4年(941年)

主な改修者:藤堂高虎、伊達宗利

主な城主:藤堂氏、伊達氏

廃城年:明治4年(1871年)

遺構:現存天守・門、石垣

指定文化財:国の重要文化財(天守)
        国の史跡
        宇和島市文化財(上り立ち門)

宇和島バスセンターからすぐにある、北東の登城口、桑折長屋門。正確には「藩老桑折氏(こおりし)武家長屋門」というらしい。

写真に写っている「一心」で昼食を取って腹ごしらえをしてから登城開始!

ちなみに一心と長屋門の間に車の修理工場があるらしく、ちょっと景観が・・・(^^;
長屋門。

市内でも数少ない武家屋敷の建造物。

登城用の杖が置いてあるのがこれからの険しい道のりを予感させます(^^;
いきなりこの洗礼・・・。
頑張って登ります!
雨でてかった苔むした石垣がいい雰囲気!
息を切らせながら歩いていると、天守登場!!
桜とのコラボが素晴らしい。

空は鉛色ですが・・・。
本丸の石垣。
二之丸から本丸へと上がる階段。
本丸へ。

素晴らしい!
広角レンズで。

今回の旅で一番お気に入りのショット(^^;
桜の枕?
アップで。
更にアップで。

雨が降っているのも写ってます。
天守の家紋をアップで。
セルフィー(^^;

ちょっと雨と汗で髪がやばい感じに・・・(^^;;
天守に入ります。

入場料は200円。
100名城スタンプもここの受付で押せます。
天守1階の展示。
骨組みの模型。
いい感じに歴史を感じる屋根瓦。
北側の眺望。

意外に港が近い。
南東側(多分・・・)の眺め
西側(多分・・・)の眺め。

このちょこんとした突起がお気に入り(^^;;
天守最上階の様子。

珍しく天井に板が貼ってあります。
現存の古い天守は梁がむき出しが多いのですが。

ゆっくり眺めを楽しんでいると、下から「クラ●ーリズム42名です!!」という声が聞こえてきて、これから団体さんが来る感じだったので、慌てて離脱!(^^;
あまり見かけない裏側からの天守。

これを見せられても宇和島城だとは答えられない(^^;
天守を後にし、行きとは違うコースで山里倉庫へ。
三の丸に建てられた武器庫で、現存例の少ない希少な建物。

現在は城山郷土館になっています。
ネットで見た時は古い農機具?とかが展示されているだけで、あまり見るものがないイメージでしたが、キレイに改装され、伊達・偉人展をやっていました。

疲れているのと雨宿りも兼ねて入ってみることに。

ここでお話し好きのボランティアのおじさんと話が咲き、結構話し込みました(^^;
(詳しくは上の訪問記に書いてます。)

ついでにソファーで休ませもらい、体力も少し回復。
長門丸門付近の石垣。

上に見えるのが先ほどの山里倉庫(城山郷土館)。
式部丸付近の苔むした石垣。
南側の登城口(搦手道口)に降りて来ました。

上り立ち門。
現存する薬医門としては最大級で、創建年代も最古の慶長期まで遡る可能性があるとか。
上り立ち門を表側から。

貴重な建物です。
銅像は児島惟謙(こじまこれかた)先生。
明治政府司法省に任官した後、大審院長に就任。大津事件のとき、ロシアを恐れた政府の裁判への介入にも屈せず、近代日本の司法権確立の範を示しました。
(現地説明案内より)

本当はこの後伊達博物館や天赦園も行きたかったですが、雨と疲労の為、断念。
城の周り(国道56号)を反時計周りに歩いて(宇和島城の特徴である五角形の角を曲がって)バスセンターへ戻り、高速バスで松山のホテルに戻りました。
天守の受付でお土産を購入。

しおりです。

キーホルダーは無かった。
駅の売店とかにあったかもしれないけど、駅はバスで通過しただけなので・・・。
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